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2019年01月10日

オストフロントレポート【ハンス軍曹の戦闘日誌】

あけましておめでとうございます。
NSドイツ軍サバイバルゲームチーム『黒騎士中隊』、ウサギの黒紫貴でございます(・ x ・)
今年もよろしくお願い致しますm(_ _)m

早速ですが、昨年12月に戦闘中に行方不明になったハンス軍曹の手帳が発見されたらしく、本国より届いていますので掲載したいと思います。

(適切でない表現などがあるかもしれませんが、本人の意図を尊重させてそのまま掲載させていただきます)

↓手記に挟まれていた写真が一枚だけありました。




第2中隊第2小隊第1分隊長HansRibbe

●1944年4月11日 雨
大隊はシンフェロポリ北方のHugel-A〜B北縁を防衛中。

「12日0800時よりセヴァストポリへ後退する連隊を援護する。また我が小隊は重機関銃中隊第1小隊第2分隊の配属を受ける」

小隊長より今回の作戦の概要を聞くことができた。
つまり今回の作戦は、連隊のシンガリとして命を掛けて敵の進行を遅らせることが目的だ。

後退に継ぐ後退で兵も疲弊している。緊要地の拠点となれば、もし敵が攻撃して来れば我々は生きて帰れないかも知れない。

0955時
防衛拠点周辺の整備を行う。小雨の降る中ただただドラム缶を運ぶ作業が続く。

1105時
小隊長と共に概成させる陣地の配置を確認する。
向かって左翼から1分隊、MG分隊、2分隊、3分隊で構成。火網に沿って障害(鉄条網)を設置することを確認する。

1240時
ツェルトバーンを着用した上で分隊毎に広場に集結し陣地構築を開始する。
しかし、この段階で輸送トラブルから2,3,MG分隊の人員が揃わず、1分隊員を他の分隊に回し作業を行うこととなる。

鉄条網構築は小隊長の指示で行われる。

塹壕構築は各分隊長の指示のもと構築する。

塹壕構築については、本日中に各分隊で機関銃陣地1つを概成させることとなった(重機による協力があり、深さ150㎝もの過酷な穴堀りは15分程度で終了した)。

銃眼や脱出用足掛けは手掘りで作成した。

また、25枚の土嚢袋を使用し壕を増強、敵方から目立たないよう土嚢の表面に土を盛り、周りの草木を偽装に使用した。後方の斜面と盛り土の間を待避所とした。

偽装に関しては草の向きや量が周りと不釣り合いで手直しに苦戦したが、1530時には概成した。

1600時
雨も止み中隊本部を設置することとなった為、隊員よりツェルトバーンを回収。16枚テントを設営する。

1840時
作戦の命令下達。現在の状況や作戦の目的を確認する。全ての行動の基となる部分である為、頭に叩き込む。
その後分隊で明日の行動内容を確認する。秘蔵のシュトーレンを分隊員で分けてクリスマス気分を味わいながら明日の成功を祈った。

隊の仲間は家族のようなものだ。何としても生き延びて故郷に帰りたい。

(数行に家族や恋人のことが書かれているようです)

●1944年4月12日 曇り
0500時
気温は大きく下がることはなかったが、昨日の雨によるぬかるみが多く、足先は濡れて冷たい。
分隊員の体調は問題ないことを確認。
その後朝食を受領。オートミールとコーヒー。「温かさ」は最高の調味料であることを再確認した。

0845時
集合し、編成完結式。各隊員の装具点検を実施した。他分隊で私語があった点、自分の注意不足と分隊間の連携不足を実感した。

即席で集まった部隊であることによりお互いに声が掛けにくい環境となっていた点は配慮するべきであった。次回以降注意したい。

装備を整え昼の糧食を受領し、各壕へ移動する。

移動後は各隊員の配置を確認し、副分隊長に小銃班の完了を命じる。交代で前方の警戒行わせ、異常があれば逐一報告させた。
1015時より戦闘外哨に向かうよう小隊長より命令を受ける。

私と立候補者のコワルスキー、ディーター、バルトの4名で目的地まで向かう。現地に到着しハンス班コワルスキー班で谷を挟み左右に分かれ想定される敵の進路を十字砲火できるよう配置した。

敵の戦力、発砲のタイミングの共有はハンドシグナルでやり取りすることにした。
そして、それぞれの配置に着いた直後前方より数名の足音が聞こえ緊張が走った。
赤軍の斥候であることを確認。

どうやらこちらにはまだ気付いてない様子。
3名を目視確認。

まだ発砲しないことをコワルスキーに伝える。
敵は緊張した顔付きで我々に悟られまいと相互に音もなく前進している。

ついに距離は10メートルを切り、全員の有効射程に入ったことを確認した。
私の「フォイヤ」の指示で2班は一斉射撃、敵は反撃する隙なく倒れた。
敵の驚いた表情が目に焼き付いて離れない。
敵1名は従軍カメラマンだったようだが、彼は銃弾を浴びながらも幸運にも逃げ出したようだった。

すぐに敵数名が倒れた味方の回収に来た。
こちらの場所は悟られていなかったこと、目視では2名だったことから、充分に引き寄せて再度攻撃した。
応戦される前にハンス班を20メートル程後退させ様子を見ることにした。

しばらくし、敵1個分隊の前進を確認。対岸のコワルスキー班を攻撃する様子であったが、直ぐに後退させた場合、敵に味方陣地の位置を晒す危険性があった。

そのまま可能な限り敵を引き寄せて、ハンス班で攻撃し、敵が体勢を整える間に離脱することにした。

(ハンドシグナルでは詳しく伝えることが出来なかった事、自分を責める言葉が殴り書きで書かれています)

敵がゆっくりと前進を開始。コワルスキーとバルトが即座に応戦しコワルスキーが負傷してしまった。
そのまま予定通り敵がハンス班の目下に出てきた所で射撃を加え、怯んだ隙にコワルスキー班を後退させた。

後退が完了したことを確認し、ハンス班も後退、塹壕まで戻り小隊長に状況を報告した。

限られた火力で敵の進行を遅らせることに貢献出来たが、自分の力不足でコワルスキーを負傷させ、全員を危険な目に会わせてしまったことは非常に悔やまれる。

(殴り書きがあるもの解読不可)

1040時
戻った陣地では既に一部で戦闘が行われており、緊張が走っていた。
待機していた隊員から情報を引き継ぎ、陣地防衛を行う。敵の斥候が何度となく障害の偵察に現れ、小銃班で迎撃を行った。

1115時頃
敵の砲撃と共に障害付近に煙幕が焚かれた。ついに鉄条網を破壊するのだ。
1と3分隊の火網が交わる部分をワイヤーカッターで破壊を試みる姿を確認。
敵はMG分隊に気を取られ、こちらの存在に気付いてない様子だった。

1個分隊での進撃を確認したため、MGにて迎撃するが、幾度となく敵が押し寄せ、ついに鉄条網は破壊されてしまった。

1140時
辺りは静けさを取り戻した。分隊員には交代で食事と休憩を取らせた。前方警戒中に居眠りする隊員や、壕に小銃を残してトイレに行く隊員がいた為、厳重注意した。極度の疲労や練度の不足が見受けられた。

もしかするとこの作戦は失敗するかも知れない。もしそうなった時、生き残って降伏したとしても正当に捕虜として扱われることはないだろう。

(数行に渡って故郷の話や家族や恋人?などの話?)

隊員達に「もしも」の話をしておく。

(改めて赤軍と戦うことになったことを後悔したことが書かれているようですが解読不可)

1300時
敵の攻撃が始まる。砲撃が始まり、2、3分隊の方へ砲撃が集中する。

破壊された鉄条網付近に敵の動きあり。
恐らく敵は右翼部分の突破を狙っている。

砲撃が止み敵の第一波が突撃を行うが2、3、MG分隊が健闘し敵は後退する。
その後小隊長より2分隊の応援に向かうよう伝令を受ける。

分隊員を引き連れ2分隊と合流。2、3分隊は幾度となる砲撃で被害を受けていた。
破壊された鉄条網に向けてMGを設置、正面の守りを固め応戦の準備を整える。

再度敵の砲撃が始まる。
ただ低く伏せてやり過ごすしかない。
近隣に砲弾が何発も着弾する。
この恐怖の時間はとても長く感じた。

砲撃が止んだ頃には、周りに多くの負傷者が出ていた。
まずはMGが使用できることを確認。しかし、その他の損害状況を確認する時には敵の突撃が開始されていた。

出来うる限り必死に抵抗するも敵は丘を上がり、陣地内に侵入した。
横向きに対して隠れる場所がない丘の上にいる我々は、なだれ込んだ敵にとってただの的に過ぎなかった。
銃撃を受けて分隊は壊滅し私は倒れた。

敵は次々と陣地を蹂躙していく。

小隊長がいるはずのMG分隊壕にも敵の姿が見える。

もう戦うことも逃げることも出来なかった。

(殴り書き)

周りでは負傷者や降伏する者が次々に殺されていく、正に地獄の光景が広がっていた。

ついに私の前にも敵がやって来た。

死を前にして急に肩の荷が降りた気がした。

これだけは言える。

戦争はク⚫ッタレだ。

(この後は神への祈りなどが書かれているようですが損傷が酷く解読不可)

…以上がハンス軍曹の手記ですが、
現在ハンス軍曹以下立候補者のコワルスキー、ディーター、バルトの4名は今だに行方不明のようです。

ハンス軍曹には8年前に本国にいた際に多少面識があるのですが、こんな形でまた接点があるとは思いませんでした。

今繋がっている仲間がいつまでも隣にいるとは限らないし、いつか向かい合う時があるかもしれない。

それからいつ大事な人を無くし、つないだ手を離すことになるかもわからない。

だから出来るだけ大事な人達と日々楽しく過ごすしかないなぁと思います。

新年早々、しんみりそんなことを考えてみましたが結論は中隊長的に言うと『生きていることがサバイバル!全力で遊べ!本気で遊べ!』だと言うことだと思います(笑)

改めまして、今年もよろしくお願い致します。
それでは皆様、お元気で!
Auf Wiedersehen!



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